小学6年生といえば、受験シーズン。この夏休み、受験組はいよいよ大きな山場を迎えることと思います。息子もちょうど、所属するサッカーチームで内部昇格選考の時期を迎えましたが、未昇格という結果に終わりました。中学3年間の所属先は、まだ決まっていません。親子共々、挫折と苦悩を重ねながらも、自らの原点に立ち返り、自分らしいプレーを取り戻そうと奮闘しています。そして、4年前、8年前と現地観戦したFIFAワールドカップですが、今回は妊娠もあり、現地へ行くことは叶いませんでした。次回こそは、絶対に家族全員で行きたいと思います。
挫折には行動あるのみ、親子で乗り越えるために意識していること
結果を聞いた際、内心では「そうかもしれない」と予測していたこともあり、息子もそれほど落胆していないように見えました。いえ、本当は落胆していないように振る舞っていただけなのだと思います。日々の生活では元気に過ごし、落ち込んでいる素振りも見せませんでしたが、今のチームに所属していることが、息子にとって大きな誇りであり、かけがえのない財産だったのでしょう。「このチームでないのなら、サッカーを続ける意味がない」と涙する場面もありました。
本田圭佑さんのインタビューの切り抜き動画で、挫折に立ち向かう方法として「とにかく行動し続ける」と話しているものがあります。気持ちはそう簡単には変わりませんし、ショックであることにも変わりはありません。この日のために、息子はこの3年間、冬休みも返上して頑張り続けてきたからです。ですが、何をしても、何もしなくても気持ちがすぐには変わらないのであれば、せめて何か行動した方がよい。その言葉を受け、とにかく何が息子にとってよいのかを模索し、行動し続けました。目標としている日本代表選手がどのような経歴をたどってきたのかを調べると、ほとんどの選手に挫折と思われる時期があったことを知りました。息子は、私もそうなのですが、自分のことを積極的に話すタイプではなく、自分の気持ちを言語化することが得意ではありません。内面で、一人で考え込んでしまうことの多いタイプです。夫は息子の気持ちを聞き出そうとしていたので、私はあえて聞かず、彼がなるべくニュートラルでいられる状態を保つことにしました。私の前では、何をしていても自由。日々の練習で多忙を極めていたため、とにかくリラックスできるように、しっかり食べ、しっかり眠れるよう声を掛けていました。これまでは放課後に友達と遊ぶ機会も月に一度あるかないかでしたが、学校生活を楽しみ、放課後に友達と遊ぶことも増え、周囲から元気をもらっているようでした。受験期にも同じことが言えると思うのですが、これまで頑張ってきた過去は、結果がどうであっても消えることはありません。そして、挫折を経験したときに、親子でどのようにそれを乗り越えていくのか。まさしく今、私たちはその実体験をしているのだと思います。
せっかくの小学校最後の夏休みです。楽しく過ごしてほしいですし、6年生だからこそできる学びを重ね、何より自信を取り戻してほしいと思っています。今も次の所属先を探してセレクションを受けながら、模索している段階です。そういう意味では、この時期に私の仕事がなくなったことは、本当によかったと思っています。一緒に話す時間、一緒に遊ぶ時間、そして私が勉強を教える時間が格段に増えました。この夏休みは、たくさんの経験をさせながら、学びの深い日々にしたいと思います。そして、来年から始まる中学校生活で自走できるよう、サポートしていきたいと考えています。
たくさんの発見があったワールドカップ現地観戦の思い出
ワールドカップはDAZNを契約し、全試合のライブ中継を流しながら、ただ呆然と眺めていました。ブラジル戦で敗れた際には、息子のこの3年間と重なり、涙が止まりませんでした。人生を懸け、4年間準備してきたものが終わってしまう。その重みを思わずにはいられませんでした。
4年前は、夫の主導で息子と現地観戦をしました。今思い返すと、夢のような、まるで天国のような日々でした。息子は日本代表のユニフォームを着て、サッカーボールを片手に歩いているだけで、世界中の方々から「TSUBASA!」と声を掛けていただきました。『キャプテン翼』という日本のアニメが、世界中で愛されていることを知りました。スペイン、ウルグアイ、サウジアラビア、ブラジル、メキシコ、アメリカ、カタール、イランなど、さまざまな国から来た子どもたちとサッカーをして遊びました。観戦チケットを持っていない人でも試合中継を楽しめる「FAN FESTIVAL」という会場が市内の各所に設けられており、そこにはゲームブースもありました。イランから来たお友達とは、言葉が通じないにもかかわらず、ずっと一緒にサッカーゲームをして遊んでいました。そのご両親とは今もInstagramでつながっていますが、投稿には少し暗い内容も多く、やはり政治情勢などで大変な状況にあるのかもしれないと感じています。今回、イランはかなり不利な環境に置かれながらも、最後まで真摯に戦う姿勢を見せてくれ、胸が熱くなりました。娘たちはサッカーにまったく興味がありませんが、あのような海外の方々との素晴らしい交流を経験させてあげられなかったことは、悔いとして残っています。次回は、絶対に家族全員で行きたいと思います。今回かかった費用については、さまざまな情報を目にしました。カタール大会も十分に高額でしたが、今回はそれ以上に費用が高騰していることを実感しました。スタジアム内ではコーラ1杯が1,600円前後だったとも聞きます。4年前は、FAN FESTIVAL内で購入した350mlの水が日本円に換算して400円前後で、「高い」と感じていたくらいです。その倍以上かと思うと、驚かずにはいられませんでした。次回は6カ国での共同開催ですが、メイン開催国となるスペイン、ポルトガル、モロッコに行ってみたいという気持ちが強くあります。4年間かけてしっかりと貯金し、子どもたちに素晴らしい体験をさせてあげられたらと思います。
フリーランスでも扶養に入り、100%家事育児にシフト
今回は、一旦夫の扶養に入ることにしました。小6、小4、小1の子どもたちと新生児を抱える生活は、日々を回すだけで精いっぱいになると考えたからです。7月に入り、仕事がなくなってからというもの、子どもたちのことを余裕を持って見られるようになりました。何より、私自身が時間に追われていないため、子どもたちと同じペースで、ゆったりと過ごすことができています。子どもたちには、私の仕事がなくなったことも説明し、「節約しながらも、夏休みはたくさん楽しもう」と話しています。娘たちは今流行しているスクイーズが欲しいらしく、日々のお手伝いやワークに一生懸命取り組んでいます。テレビの視聴時間を守る、自分の洗濯物を畳んでしまう、部屋を片付ける、宿題だけでなくワークにも取り組む、お風呂を掃除してお湯をためる。働いていた頃は、私が怒りながらやらせていましたが、今は娘たちが自然と取り組んでくれるようになりました。家族全員のメンタルも、以前より安定しているように感じます。復帰時期については未定ですが、何かしらの仕事をしていたいという気持ちに変わりはありません。育児がある程度落ち着き、子どもたちが自走できるようになった頃に、また何かご縁があれば、お仕事をお引き受けしたいと考えています。
また、もともと学生時代には小学校教員を志していたこともあり、学校での補助的な仕事を、最終的な仕事の一つにできないかとも考えています。40代を迎え、どのような50代を迎えたいのか、そのために今、何をしなければならないのかを考えるようになりました。私が50歳になる頃、息子は20歳、長女は18歳、次女は15歳、お腹にいる赤ちゃんは9歳を迎えます。その頃には、今よりも自由に生活を送れているはず。学校のサポートに関わる仕事をしながら、在宅で従来のシステム関連の仕事にも携わり、老人ホームでの合唱伴奏のお手伝いも続ける。さまざまな場面で、自分の得た知見を何かしらで社会に貢献できる存在であり続けたいと思っています。ただ、その頃には自分達の親世代へのサポートが必要になる時期でもあると思います。家族全体の幸福や満足を大切にしながら、自分らしく生きられる50代を迎えられたらと考えています。
