前回は妊娠初期(〜4か月頃)と上の子の育児およびフリーランス業務との両立についてお伝えさせていただきました。今回は妊娠中期(5〜7か月頃)についてお伝えさせていただきます。
自分なりの見通しを持った上で契約先への報告を
一般的に妊娠中期は「安定期」と呼ばれ、流産リスクは下がり、お腹は目立ち始めます。そのため、周囲や仕事関係者へ妊娠を伝えやすくなる時期でもあります。仕事については、妊娠初期の段階から契約先へどのように伝えるかを考えておくと良いと思います。いつ頃まで稼働できるのか、いつ頃の復帰を想定しているのか、自分なりの見通しを持った上で、エージェントや契約先と相談を進めることをおすすめします。私の場合は在宅勤務かつ時短勤務でしたので、業務への影響はほとんどありませんでしたが、働き方や契約内容によって状況は異なるため、事前に慎重に検討しておく必要があると感じました。
動けるようになっても、体力は妊娠前とは違う
4か月頃になると悪阻が落ち着き、少しずつ以前の生活に戻れるようになりました。しかし、妊娠前と同じように動けるわけではありません。血液量の増加や体温上昇、脚のむくみ、お腹の張りなどの影響は続いていました。妊娠前と同じ感覚で活動すると、翌日は昼間に仮眠を取らなければ動けなくなることもあります。そして何より、強い眠気との戦いでした。朝から予定を詰め込みすぎると昼過ぎには体力が尽きてしまいます。無理をすると翌日にも影響するため、睡眠時間をしっかり確保することを意識していました。お腹の張りについては、私の場合、主治医に相談しながら軽いストレッチやマタニティピラティスで身体を動かすことで、身体の緊張が和らぎ、楽になることがありました。赤ちゃんの胎動も日に日に力強くなり、30分おきにお腹が動くのを感じることもありました。
比較的自由に動ける時期は限られていると思い、この期間には子どもたちを連れて東京ドイツ村やディズニーランドへ出かけたり、二泊三日の小旅行をしたりもしました。子どもたちと過ごす時間は本当に楽しく、良い思い出になったと思います。一方で、子どもたちの希望で屋内プールへ行った際には途中でかなり疲れてしまい、自分が思っている以上に体力が落ちていることを実感しました。また、家中の棚の整理や大掃除も行いました。ただし一度に行うのではなく、子どもたちが学校へ行っている一学期の間に、3〜4か月かけて少しずつ進めました。
産後に向けた準備を進める時期
妊娠中期は、産後に向けた準備を進める時期でもありますが、体調悪化や切迫早産などによって突然働けなくなる可能性があります。また、出産後の復帰時期も想定どおりにはいかないことがあります。そのため、この時期は固定費の見直しや貯蓄の確保、契約の整理、歯科受診、家の片付けや収納整理、産前産後の働き方の検討、保育園やサポート制度の情報収集などに時間を使うことをおすすめします。
私の場合は、母子手帳を受け取った直後にホームヘルパー制度の利用を申請し、妊娠4か月頃から月2回程度利用していました。そのおかげで家中の収納を見直し、産後に向けた環境整備を進めることができました。妊婦健診は妊娠24週頃から2週間に1回となり、妊娠10か月、いわゆる臨月(36週以降)になると週1回となり、37週からは正期産の時期に入ります。妊娠後期に入ると遠方への外出は難しくなります。今回は夏休みと妊娠後期が重なるため、近場を中心に、無理のない範囲で子どもたちとの夏休みを楽しめたらと考えています。
妊娠中期が終わるとともに契約終了
私は業務委託でPMO業務に携わっていましたが、プロジェクトの節目と重なり、約2年間続いた契約は終了となりました。契約終了の連絡を受けた時は正直ショックでした。しかし振り返ってみると、フリーランスの業務委託契約は案件やプロジェクト単位で終了することが一般的であり、いつかは訪れる出来事でもあったように思います。
フリーランスという働き方の良い点は、自分のライフステージや人生設計に合わせて働き方を調整できることです。一方で、契約終了のタイミングを自分で決められない場合もあり、収入が途切れる可能性を前提に準備しておく必要があります。今回の経験を通じて改めて感じたのは、フリーランスにとって大切なのは仕事そのものだけではなく、働けなくなった時期も見据えた資金計画やキャリア設計だということでした。
振り返ってみると、妊娠中期は体調が落ち着く一方で、出産や産後に向けた準備を進める大切な時期でした。子どもたちとの時間を楽しみながら、家の環境を整え、仕事やお金についても改めて考える機会になったように思います。妊娠後期に入った今は、出産と産後の生活に向けた最終準備の段階です。無理をせず、自分と家族の体調を第一にしながら、新しい家族を迎える日を楽しみに過ごしていきたいと思います。
これから妊娠中期を迎える方、あるいは現在妊娠中期を過ごしているフリーランスの方にとって、本記事が少しでも参考になれば幸いです。
