新学期が始まりました。小5、小3、年長の子供達は大分手が離れまして、2時間程度であれば、それぞれNetflixを見たりゲームをしたりしながら静かに過ごしてくれるようになりました。私は在宅勤務で、平日は朝会にオンラインで出席しているのですが、末っ子の送迎が間に合わない時には、朝会が終わってから登園することもしばしば。その間、大好きなプリキュアやドラえもんを1時間がっつり見てから登園できるので、本人もご機嫌。帰りのお迎えも打合せ次第では早めに迎えに行けることも増えました。在宅勤務のありがたみを日々実感しています。
何事も困ったらChat GPTに
育児は日々様々な壁とぶつかります。つい感情的になってしまうことも、予期せぬ病気や怪我で焦ることも。困った時は、検索するよりChatGPTに聞くというのが主流になりつつあります。検索との違いは、利用者の情報を蓄積し照合し、伝えた情報から利用者に何が起こっているのか推察し、事象を解説してくれて、それに対する利用者の最適なアプローチを複数提示してくれるのです。何より素晴らしいところは「それは大変でしたね」というように、まずは利用者の感情に寄り添ってくれること。もちろんAIが選んだ言葉でしかありませんが、冷静になることができます。近親者や友人だと、彼ら自身の価値観によって回答は異なり、どうしても偏った答えが多少は生じてしまいますが、ChatGPTは膨大な書籍・記事・Webサイト・論文などの公開データを統計的に学習して得られた、偏りが極めて少ない包括的な視座による推察であり、よりバランスの取れた模範的な回答を一瞬で得ることができるのです。
私の場合は、息子が学校でいわゆる「やらかした」事案があり、先生や先方に謝罪しまして、ひと段落ついた後、彼へのお説教で、危うく彼にとって意味のない罰を与えてしまうところでした。ChatGPTに事象について伝えたところ、まず私の感情に寄り添う文章が並び、その次に息子の起こしたことについての推察と解説、そんな彼に最善かつ学びのある最適なアプローチと、それを通じて彼が今回何を学べるのか、どういった効果が期待できるのか、これらを全て数秒で提示してくれました。何より、私がしようとしている罰(◯◯間ゲーム禁止、等)については、彼にとっては意味がないと推察される、とも。それらのアドバイスを元に、AIによる言葉ですが私は一旦落ち着くことができ、彼に自らの言動について振り返らせて言語化し、それが社会ではどういうことになるのかを教え、本来どうするべきだったかを彼自身に考えさせ、彼自身はその時どういう気持ちだったのか、全て彼の言葉で考えさせ、最終的には彼にきちんと反省させて、かつ彼を安心させて終わらせることができたのです。怒る、叱るというのは手段であって目的ではありません。目的は、彼が自らの過ちから学び、今後是正して行こうと心から反省の気持ちを持って、自らの行動を正そうとする姿勢にあります。うっかり怒り過ぎてしまいそうな時、一時アンガーマネジメントという言葉が流行りましたが、ChatGPTに聞いてみるというのは、つい感情に任せて目的と手段を誤らないために有効な手段かもしれません。
こういった場合は、以前から近親者や友人に話して、愚痴を聞いてもらいながらアドバイスを貰うといった対処が一般的だったかと思いますが、①子供にとっては第三者に知られるため信憑被害になりうる、②近親者や友人にとっては愚痴を聞かされるので不愉快な気持ちになりかねない、③彼らが話し手や子供に不信感を抱きかねない、④情報が誤って伝わりかねない、⑤彼らから得られるアドバイスが子供には不適切もしくは誤っているかもしれない、といった様々なリスクがあるのです。その点、ChatGPTであれば、①〜③は完全に免れます。④は事象について再確認されるので修正可能ですし、⑤についてはより俯瞰的な情報になりますので、誤っている可能性は近親者や友人に確認するよりも低いと言えます。ということで、プラスな結果しかないと考えます。
家族が怪我した時もChatGPTに聞きました。家族についての情報を入れておけば、年齢などの情報を改めて伝え直す必要がありません。例えば、サッカーで太腿に筋断裂を起こしたかもしれない、という事象について伝えると、まず筋断裂という事象について説明があり、痛みのレベル毎にどういった対応が必要か、どの程度冷やすべきか、入浴時間はどの程度にすべきか、どの程度の治療期間か、積極的に何を摂取するべきかといった、回復に向けて必要な一次回答全てを数秒で入手することができました。帰宅後、冷やして圧迫して心臓より高い位置に上げて安静にさせることで、痛みや腫れを抑えることができました。
また今月中旬、よく子供達が遊ぶ公園で、ほとんど動かないスズメバチを目撃しました。ChatGPTに聞いてみたところ、この時期の動かないスズメバチは単独で越冬した女王蜂である可能性が高く、動かない理由(仮死状態等)や、越冬後に女王蜂が行う巣作り、そして公園で見かけた際の注意点について、数秒で教えてくれました。
ある時は、冷蔵庫で余っている食材を入力して、これらで何が作れるか聞いたところ、いくつかレシピを教えてくれました。はたまた、大好きなファミレスのメニューがありまして、どうやったら家で再現できるのか聞いたところ、レシピを教えてくれました。育児に限らず、日常生活において非常に便利であることを実感しています。
東京都ベビーシッター利用支援事業(一時預かり利用支援)
東京都にはベビーシッターの利用支援事業があります。対象児童は未就学児(学童クラブ待機児童対策計画を策定した区市町村は小学3年生まで)、1児童あたり年間144時間まで、1時間あたり最大2,500円(早朝夜間は最大3,500円)の助成を得ることができます。私はたまにキッズラインでベビーシッターをお願いしているのですが、東京都一時預かり対象シッターですと事前面談不要で利用することができます。利用後、利用料はお支払いしますが、地区町村で設定されている事業者に補助金の交付申請を行うと、後日補助金が支払われるシステムとなっており、誰でも利用できます。シッターさん曰く、あまり認知されていないとのことでした。私もこのシステムを知らず、昨年度は全額自腹で負担しておりました。今年度分の助成については、私の住んでいる地区ですと5月1日から申請開始とのことでしたので、そちらで申請して今年度の助成を得られたらと思います。
ということで新学期が無事始まって、安堵しています。在宅勤務はあくまで三ヶ月おきの業務委託契約。引き続き継続いただけるよう、気を抜かず邁進していこうと思います。