不定期でお金との付き合い方のコラムを書きたいと思います。
まずは、非常に基本な事ですが経済用語の説明をしますね。
●インフレ
物価が上がる。物価>貨幣の価値。
ゆっくり物価が上がる場合は、景気が良い場合が多いが、急激な物価上昇は注意です。賃金の上昇も大切です。
インフレを抑える為に、銀行は利上げをします。お金を預金する事(金利がつくので)によりお金の流通量を減らします。金融引締め(お金の流通量を減らします)をします。
●デフレ
物価が下がる。物価<貨幣の価値。
デフレは、景気が悪い場合が多い。値段を下げないと物が売れない。賃金も上がりにくい。
デフレを抑える為に、銀行は利下げをします。お金を借りて設備投資もし易くなります。お金をどんどん使って欲しいのでお金の流通量を増やします。従って、金融緩和をします。
●スタグフレーション
景気が悪いのに物価が上がる状態。原油高や戦争で物価上昇、コロナの影響で経済活動縮小等の原因で発生する。金融政策ではなかなか抑える事が出来ない。
●円安
円<ドル 円の価値が下がる。1ドル115円が135円となる。
輸出企業にはプラスに影響する。
10,000ドルの売上では、
1ドル115円では、1,150,000円
1ドル135円では、1,350,000円 為替差益200,000円
輸入企業にはマイナスに影響する。
10,000ドルの仕入では、
1ドル115円では、1,150,000円 為替差損200,000円
1ドル135円では、1,350,000円 こちらで支払う事になる。
円安になる傾向は、
- 日米の金利差 金利が高い方が強くなる。円金利そのまま、米金利上げ。
- 金融政策が緩和か
- 貿易収支が経常赤字
令和4年8月現在では、
日本 金融緩和継続 政策金利は上げない
アメリカ 金融引締め 政策金利を上げる(インフレを抑制する為)
従って、円安傾向へ。
●円高
円>ドル 円の価値が上がる。1ドル135円が120円となる。
輸出企業にはマイナスに影響する。
10,000ドルの売上では、
1ドル120円では、1,200,000円 為替差損150,000円
1ドル135円では、1,350,000円
輸入企業にはプラスに影響する。
10,000ドルの仕入では、
1ドル120円では、1,200,000円 こちらで支払う事になる。
1ドル135円では、1,350,000円 為替差益150,000円
将来の日米金融政策で将来的に円安になるかどうかをある程度予測出来る。ドルを円にする時に参考にすると良いと思います。
いつも最後まで読んで頂き、ありがとうございます!!