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日本代表が見せてくれた「新しい景色」

2022/12/08

サッカーワールドカップ日本戦4試合が終わりました惜しくも前大会と同じベスト16で敗退となりました。同じ結果ではありますが、見え方は全く違うものとなりました。前大会での予選グループステージでは、初戦強豪コロンビアに開始3分でレッドカードが出て退場、10対11といった圧倒的有利な試合に恵まれ、勝利を収めました。その後、1引き分け・1負けと、幸運で手にしたグループ2位通過でした。今大会は死の組と言われたグループで、優勝経験国ドイツとスペインを制して、堂々のグループ1位通過を果たしました。ベスト16の試合は、前大会ベルギー戦同様に日本が苦手とする高いボールで責められてしまったものの、逆転を許してしまった前回とは違い、今回は延長戦で同点で終えることができました。スタジアムには沢山の海外サポーターがいて、そのほとんどが日本を応援し、スタジアムを日本のホームにしてくれました。ベスト8には至りませんでしたが、そもそも開幕当初、酷評で予選突破すら不可能と言われていたのです。でも世界にその強さを見せつけることができました。世界から認められ、称賛され、リスペクトされる「新しい景色」を見せてくれました。4試合一度も交代することなくピッチを端から端まで走り続けた伊東選手。諦めずボールを追って1対1なら絶対に負けない決定機を産み出した三笘選手。VARでの1.8mm。挑戦する気持ちの強さ、美しさ、素晴らしさを、今なおコロナ禍で耐え忍び続ける日本に教えてくれたのではないでしょうか。日本は強いと、日本は誇らしいと。日本代表選手には慰労と感謝の気持ちを伝えたいです。


親が全力で心を注ぐ姿を


試合中は喜怒哀楽全ての感情が爆発しました。90分間手に汗握り、ドイツ・スペイン戦ではいずれも相手ポゼッションが8割と、いつシュートを入れられてもおかしくない緊迫した状態で、緊張で胃が痛かったです。声を枯らして全力で応援し、全力で手拍子をし、勝利を収めた時は歓喜に溢れ、負けで終わった後はグループステージを突破できるかという不安、審判の誤審と思しき判定やコスタリカ戦での采配への怒り、最後負けて終わった時は悲しみが溢れ、描いた夢に届かなかったという悔しさ。全ての感情が出尽くして、全てが終わった時には涙が溢れて放心状態、言葉になりませんでした。小学二年生の息子が20日間、そんな姿を見てどう思ったか中は熱中している様子ではなかったのですが、学校へ提出する用の日記には、熱い思いが何ページにも渡って綴られていました。現地でのメディアからの取材では「将来は三笘選手のような日本のヒーローになりたい」「日本代表を勝たせてあげたい」という言葉が出ていて驚きました。


異なる文化、各国からのリスペクト


息子は言葉はわからなくとも海外の子供達とサッカーをしたり、大好きなテーブルサッカーで一緒に遊んだり、お菓子を交換して食べ合ったり、肩を組んで写真を撮り合ったり、たくさんのコミュニケーションを取って交流することができました。何より息子が日本代表ユニフォームを着て街を歩いているだけで、本当に多くの方がJAPAN!と声をかけてくれて、一緒に写真を撮ってくれました。前大会と違って、日本へのリスペクトを感じる機会が本当に多かったです。特にサウジアラビアの方々は、初戦アルゼンチンに勝利したのもあって、日本への好意がものすごく、息子は気が引けて泣いてしまったくらいです。普段接することのあまりないイスラム教、カタールという中東の国、彼らが使うアラビア語、男性は白色・女性は黒色という明確な区別のあるトーブやヒジャブといった服装、一日数回街に流れるお祈りの時間を促すアザーンという放送、街中で当たり前に目にする地面に額をつけての礼拝、礼拝のための場所が全てのトイレの脇に設置、トイレにはウォッシュレットではなくシャワーがあるなど、日本とは全く異なる文化を肌で体感させてあげることができました今回、宿とチケットを手配しただけで、他に観光らしい観光はしておりません。しかし、沢山の交流の機会に恵まれました。通常の海外旅行とは異なる、世界32か国が一堂に会するワールドカップ観戦旅行の素晴らしさ、スケールの大きさを改めて実感しました。今回、カタールはワールドカップ開催に2,200億ドル(30兆円弱)もの予算を投資したそうです。それも納得のスタジアム、最新の無人運転での数分置きのメトロ、ファンゾーンの巨大スクリーンとクラブミュージック、デザインやアトラクションやイベントでした。我々としては前大会の10倍費用がかかりましたが、それにも優る経験をさせてあげることができました


4年ごとに自分の目標を振り返る


この4年間はフリーランスとなり、3人目が産まれ、登園中に在宅で働きながら、PTAを介して教育環境を向上させるための活動を行い、子供達3人の幼稚園や習い事の送り迎えで電動自転車で日々分単位で動き回りながら、家族それぞれのサポート、それぞれのためにしてあげられること、そして自分がやるべきことやりたいことに全力で奔走して参りました。本当に頑張ってきて良かったと、気持ちよく旅行を堪能することができました3週間もの間、娘達の面倒を快く引き受けてくれた義両親・両親には頭が上がりません。次回は2026年、アメリカ・カナダ・メキシコ三カ国合同開催です。その頃子供達は6年生、4年生、1年生。今度は家族全員で行きます。4年後子供達にどんな経験をさせてあげられるか。そのために自分は何をしなければいけないか。4年後どんな自分でありたいか。今回の感動を糧に、4年間のマイルストーンを再考し、挑戦し、4年後の「新しい景色」を存分に堪能できるよう、今日から気持ちを切り替えて、また全力で取り組んでいきたいと思います

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