現在私は、6歳の男の子と1歳の女の子、2人の育児をしています。
私も妻もフリーランスで働いており、子どもを2人とも9時から17時まで保育園に通わせているのですが、朝の7~9時の時間帯は朝ごはんと保育園の準備から送迎まで、17~21時の時間帯は保育園の送迎から夜ご飯、お風呂、寝かし付けまで、ほぼ子育てにフルコミットする生活をしています。
2人とも性格がワンパクで、ひとりで2人の面倒を見る、いわゆるワンオペ育児だと色々と大変なので、極力2人体制で子育てをしています。
仕事量やスケジュールを自分でコントロールできるのが、フリーランスの最大の強みです。私は平日の7〜9時と17〜21時を「育児の時間」として完全にブロックし、仕事と両立しています。
そういう意味で、フリーランスの醍醐味は、人生における時間配分を自分の裁量で決められるところ、この一点だと思います。
ライフステージによって、人生の優先順位は入れ替わります。独身時代の20代はとにかくキャリアアップのために仕事に注力したり、ある程度キャリアアップした30代~40代は、段々とプライベートの方に重きを置いてライフワークバランスを取るようになったり。
人生のステージが変われば、優先順位が変わるのは自然なことです。そのステージ毎に入れ替わる「大事なこと」に合わせて、人生の時間配分も変えていく――。この柔軟性こそが人生の幸せに直結すると私は考えます。
人生の資源で最も平等なものは何か?
人生における資源(リソース)は、生まれてくる家庭や環境によって異なります。実家が太ければお金などの外的資本に恵まれるでしょうし、教育環境の違いによって知識などの内的資本も差が出てくるのが現実です。
しかし、人生で誰にでも公平に与えられるリソースがあります。それが「時間」です。1日24時間を何に費やすか。この条件は人間誰もが平等です。
がむしゃらに働いてとにかくキャリアを積みたいという欲求が人生の優先順位で1番手に来るならば、会社勤めの方が効率的にキャリアを積めるでしょう。しかし、人生の優先順位が入れ替わり、仕事が2番手3番手となるならば、裁量権があるフリーランスに転身して、1日24時間を何に使うか自分で決める方が、より幸せな人生を歩めるのではないでしょうか?
子どもの幼少期は特に一日一日で劇的に成長します。私は親としてその成長の証を一瞬たりとも見逃したくないので、毎日一定時間、家族と一緒に過ごす時間を確保すること。これが47歳の私にとっての、人生の優先順位1番手になります。
皆さんにとっての「今一番大切なもの」は何でしょうか。数年前と比べて、変わってきていませんか?
今の優先順位を見直し、必要に応じてライフスタイルを変える。そういった柔軟な姿勢も、人生をよりよく生きるための大切な一歩かもしれません。
限られた時間でしっかり稼ぐテクニック
とはいえ、そこまで労働時間を限定すると、ちゃんと稼げなくなるリスクもありそう…と不安に思う人もいるでしょう。そこで、フリーランスとして限られた時間の中でしっかり稼いでいくテクニックをここでご紹介します。
- まずは稼働時間あたりの単価を2倍にする(これは別コラムで詳細に解説しているので、こちらをご覧ください)
- 最新の生成AIをフル活用し、情報収集や資料作成などのタスクの生産性を高める
- これまで蓄積してきたコンテンツ(書籍、ウェブコラムなど)や金融資産に働いてもらう
- 社会資本(知名度や信用)を積み上げて、勝手に仕事が舞い込んでくる体制を整える→営業コスト削減
自分の時間や労力だけでなく、過去に蓄積してきたコンテンツや資産、AIの力にも働いてもらうことで、限られた時間でも高い収益を生み出す。この“仕組みで稼ぐ”感覚こそが、いわゆるレバレッジを効かせる働き方と言えます。
これは20年フリーランスとして活動してきた自分だからこそ対応可能な部分もありますが、これくらい長期的な視点を持って人生戦略を練ることも重要だと思います。参考にしてみてください。